雲への角度
作品と言葉
2023.2.23
地球のこちらがわで、
夕やけがきれいだなとおもっていると、
むこうがわでは、
ああ、すばらしい日の出だとおもって、
だれかが空をみている
by ブルーノ・ムナーリ
雲を描きたいと思った。
皆が当たり前に目にして、
誰もが想像力を巡らせる。
形はないようであって、
雲への角度によって、
その先が宇宙になり、
その先が地上になり、
その先が異国になり、
その先に誰かが生活している。
そんなことを考えると、
いつも見る風景が、
少し特別に思えた。